こんにちは。ヒロ(@hirocamp232)です!
今回はポーランド軍と東ドイツ軍の軍幕を連結させて張る「ワルシャワ張り」のやり方についてご紹介したいと思います!
ぜひ最後までお付き合いいただいて、ワルシャワ張りをする際の参考にしていただければと思います!
ワルシャワ張りって?
ワルシャワ張りはポーランド軍と東ドイツ軍の軍幕を連結させて張る張り方のことです。
調べても情報量が少なくて心もとないですが、おそらくそういうことだと思います。
パップテント風の形状で、通常のポーランド軍幕を左右に分割して真ん中に東ドイツ軍幕を挟む感じになっています。
ちなみに、なぜ”ワルシャワ”張りというのか気になったので少し調べてみたのですが、これという情報が無かったのでおそらくですがまとめてみました。
ワルシャワ張りの由来(たぶん)
- ワルシャワはポーランドの首都
- ワルシャワ条約機構は冷戦期にアメリカ軍率いる北大西洋条約機構(NATO)に対抗するために、ソ連を中心としてポーランドのワルシャワで設立された軍事同盟
- ワルシャワ条約の加盟国はソ連、ポーランド、東ドイツを含む8カ国
- ポーランド、東ドイツともにワルシャワ条約機構の加盟国なので、それになぞらえてワルシャワ張り?
ワルシャワ張りに必要なもの
ワルシャワ張りに必要なものは次の通りです!
ワルシャワ張りに必要なもの(キャノピー無し)
- ポーランド軍幕×1セット
- 東ドイツ軍幕×2
- メインポール×2
- ペグ×14
- 設営用ガイロープ×2(8m)
- ガイド用ガイロープ×1(2m)
- ポールエンド×2
ワルシャワ張りに必要なもの(キャノピー有り)
- ポーランド軍幕×1セット
- 東ドイツ軍幕×2
- メインポール×2
- キャノピーポール×2
- ペグ×16
- 設営用ガイロープ×4(8m×2, 4m×2)
- ガイド用ガイロープ×1(2m×1)
- ポールエンド×2
ポーランド軍幕
ポーランド軍幕は両サイド使用します。
今回はサイズ1を2枚を使用しますが、ポーランド軍幕の裾の長さが少し足りなかったので、おそらくサイズ2がちょうどいいと思います!
東ドイツ軍幕
東ドイツ軍幕は2枚連結して中央の前後の屋根部分になります。
特に気にするポイントは無いので2枚用意しましょう。
ポール
130cm前後のポールを2本使います。(キャノピーを跳ね上げる場合はプラスでさらに2本)
長さはあくまで目安なので大体で大丈夫ですが、ポーランド軍幕がサイズ1の場合は140cmまで行くとちょっと厳しかなという感じはありました。
ペグ
20~30cmのペグを14本使います。(キャノピーを跳ね上げる場合はプラスで2本)
地盤がしっかりしていて、ピン張りしていれば20cmでも風速20mくらいの暴風雨もなんとか耐えられましたが、基本30cmあったほうが良いと思います。
ガイロープ
6~8m程度の設営用ガイロープを2本とガイド用に2m程度のガイロープを1本使います。
前者は分割して3,4mくらいのガイロープを4本でも問題ありませんが、何度もワルシャワ張りをするならつながっているものを用意したほうがちょっと楽だと思います。
ポールエンド
メインポールの先端を東ドイツ軍幕のハトメに通したあとポーランド軍幕を被せるので、ポーランド軍幕を保護するために必要です。
今回はセリアで代用できそうな「ポールトップストッパー」というものを使用しますが、若干ポールの先端がはみ出たりするので専用品がある方はそれを使用したほうが良いです。
ワルシャワ張りの事前準備
ポーランド軍幕と東ドイツ軍幕を連結する
パップテントの形をつくるイメージで2枚連結した東ドイツ軍幕の両サイドにポーランド軍幕を連結していきます。
ポーランド軍幕と東ドイツ軍幕の連結部分は3箇所だけボタンの位置が合うところがあるので、とりあえずは留め具は用意しなくても大丈夫です。
多少隙間が空いたりすることもありますが、しっかり張れば雨が降ってもさほど雨漏りはしなかったです。
幕の状態やポーランド軍幕のサイズによってはボタンが上手く合わない場合もあるので留め具は用意しておいた方が無難です!
設営用ガイロープにポールに引っ掛けるためのループを作る
設営用ガイロープを半分に折って、折り目側に引き解け結びでループを作っておきましょう。
結び方は引き解け結びでなくても大丈夫ですが、ループを絞ることができる結び方をしてください。
ループを絞れる結び方をしないと諸々の角度次第では抜けてしまう可能性があるので注意!
ガイド用ガイロープの両端にペグを引っ掛けるためのループを作る
ペグダウンできるように両端にループを作ります。
ここの結び方は何でも大丈夫ですが、東ドイツ軍幕の1辺の長さと同じか若干短いくらいにすると最終的にピンと張れます。
ループを作った状態でそのくらいの長さになるように調整しましょう。
ワルシャワ張りのやり方
ガイド用のガイロープを張る
設営をしやすくするために、最初にガイド用のガイロープを張ります。
向きたい方向に対してロープが垂直になるようにペグダウンしてガイロープを引っ掛けておきます。
両サイドにガイロープ用のペグを打つ
ガイドを目印に、メインポール2本をT字に置いて外側のポールの両端にペグダウンします。
ガイロープとポールが一直線、垂直に交わるように意識しましょう。
ガイロープを引っ掛けておく
設営用ガイロープを両サイドのペグに引っ掛けて、ポールを立ち上げやすいように長さも調整してください。
ここまで来たらガイド用ガイロープはペグから外しておきましょう。
ポールを立ち上げ張りを調整する
ここから幕を立ち上げて行きますが、ポールに通す順番は「ガイド用ロープ → 東ドイツ軍幕 → ポールエンド → ポーランド軍幕」の順です。
ガイド用ロープは必須ではないですが通しておいたほうが後々色々吊り下げられるので便利です。
この順番で通せたらガイロープのループを掛けて絞った後、長さを調整して自立させます。
最初はポールを内側に傾けて置くとやりやすいです!
両サイド立ち上げられたらポールをまっすぐ立てて、ガイロープで再度張りを調整してやります。
幕をペグダウンする
ここまで来ればあとは幕の周りを一周ペグダウンしていくだけですが、個人的に綺麗に張りやすいと感じる順番があるのでその方法を共有したいと思います。
順番としては、両サイド2箇所→連結部分の4箇所→残りの箇所です。
まず①の両サイドの2箇所をペグダウンして前後にプレ無いようにします。
あとはこれをを軸に連結部分の4箇所→残りの箇所と順番にペグダウンしていきます。
全体の張り調整をする
これで形はできたので、最後は張り調整してワルシャワ張りの完成です!
まとめ:ワルシャワ張りで無骨に広々快適キャンプ!
今回はワルシャワ張りのやり方のご紹介でした!
ワルシャワ張りに必要なものをまとめると次の通りです。
ワルシャワ張りに必要なもの(キャノピー無し)
- ポーランド軍幕×1セット
- 東ドイツ軍幕×2
- メインポール×2
- ペグ×14
- 設営用ガイロープ×2(8m)
- ガイド用ガイロープ×1(2m)
- ポールエンド×2
ワルシャワ張りに必要なもの(キャノピー有り)
- ポーランド軍幕×1セット
- 東ドイツ軍幕×2
- メインポール×2
- キャノピーポール×2
- ペグ×16
- 設営用ガイロープ×4(8m×2, 4m×2)
- ガイド用ガイロープ×1(2m×1)
- ポールエンド×2
ワルシャワ張りする前の事前準備は次の通りです。
ワルシャワ張りの事前準備
- ポーランド軍幕と東ドイツ軍幕を連結する
- 設営用ガイロープにポールに引っ掛けるためのループを作る
- ガイド用ガイロープの両端にペグを引っ掛けるためのループを作る
最後にワルシャワ張りのやり方です。
ワルシャワ張りのやり方
- ガイド用のガイロープを張る
- 両サイドにガイロープ用のペグを打つ
- ガイロープを引っ掛けておく
- ポールを立ち上げ張りを調整する
- 幕をペグダウンする
- 全体の張り調整をする
ワルシャワ張りはペグダウンの数も多くなれるまでは設営が若干大変ですが、空間が広く取れて物置きスペースやくつろぐスペースも十分に確保できるとても快適に過ごせる張り方です!
ぜひ、一度やってみていただければと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんがワルシャワ張りする際の参考になれば幸いです。