こんにちは!
今回はSoomloomのチタン薪ストーブ「FIERY(ファイアリー)」をご紹介します。
Soomloomといえば様々なギアを信じられないくらい安く販売しているブランドですが、以前も1万円台のチタン薪ストーブ「Wintour UL tai」で話題になっていました。
ただ、「Wintour UL tai」は軽量ではあるもののサイドビューが付いていないので、炎を鑑賞したい方にとってはちょっといまいちだったと思います。
そんな中、今年の10月頃Soomloomから新作チタン薪ストーブ「FIERY」が発売されました!
「FIERY」には左右交換可能なサイドビューバネルがあり、おまけに二次燃焼機構までついて2万円台という相変わらずコスパに優れた商品だと思います。
実際5,6回使用してみたところとてもいい感じで、サイドビューは譲れないという方には是非おすすめしたい薪ストーブなので、
気になる方は是非最後までお付き合いいただければと思います!
「Soomloom チタン薪ストーブ FIERY」の基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
サイズ(使用時) | (約)L43cmxW21.9cmxH231cm |
サイズ(収納時) | (約)L42cmxW32cmxH9cm |
重量 | (約)3kg |
素材 | チタン合金、ステンレス |
セット内容 | 正面扉・背面・脚フレーム付きボトムx1、組立式天板x1、二次燃焼サイド板x1、ガラス窓付きサイド板x1、回転ダンパーx1、固定リングx1、巻き煙突x1、リングx8枚、作業用グローブx1、ネジx7枚、専用キャリーバッグx1 |
サイズ
炉内の奥行きは約38cm、対角線の長さは約41cm程あるので35cm程度の薪なら問題なく入ります。
薪を細めにすればもう少し長い薪も入りそうですが、40cmの薪は厳しめです。
また収納時のサイズ感ですが、70L以上あるような大きめのバックパックであればパッキングすることもできそうですが、基本は手持ちになりそうです。
60Lだとギアをカリカリに削らないと入らなそうな感じでした。
重量
商品説明にある総重量3kgは収納ケースを除いた中身(本体、煙突)の重量で、収納ケース込みだと約3.34kg程度あります。
3.34kgでもサイドビュー・二次燃焼機構付きとしては十分軽いと思います。
実際持ってみてもそんなにズシッとした感じは無く難なく持ち運べます。
素材
取扱説明書を見ると、本体部分はチタン合金、その他のパーツはステンレスとなっています。
Amazonの商品ページや公式ページの商品説明では「チタン」と書かれているのに実際は他の金属も混ざっているじゃないか!
そう思われる方もいると思いますが、他の金属を混ぜて合金にすることで強度や耐食性が高まるので長期的な使用を考えると仕方ない、むしろいいことなんです。
その他のパーツはチタンであって欲しいですけどね!
セット内容
基本的なセットは揃っていますが、よく薪ストーブで使用するロストルとスパークアレスターは付属していません。
ロストルは底面へのダメージ軽減や燃焼効率の向上が期待できますし、スパークアレスターも幕内外問わず火の粉が降ってくるのは怖いので、別途用意する必要があります。
ロストルはキャンピングムーンの焼き網がいい感じに収まるのでおすすめです。
収納時もしっかりケースに収まります!
私はスパークアレスターは自作しましたが、面倒くさいから買いたいという方は↓がおすすめです。
FIERYは煙突の直径が63mmあるので直径が64mm以上あるのものであれば他のものでも大丈夫です。
「Soomloom チタン薪ストーブ FIERY」の魅力!
左右交換可能な窓付きサイドパネル
3万円前後のものだとサイドパネルに窓がないものがほとんどだと思います。
FIERYはサイドパネルにも大きめの窓が付いて、さらに左右交換することもできます!
窓付きかつ左右交換できる薪ストーブでかつお手頃なものは、ぼくが調べた限りはこれくらいしかありませんでした。
薪ストーブの良いところとして暖房器具でありながら炎のゆらめきも同時に楽しめるところにあると思うので、サイドに大きい窓があるかどうかはまず重視したいところです。
ただ、窓がついていてもレイアウトの関係で窓が自分側に向かないなんてこともありますよね。
そんなときもサイドパネルを左右入れ替えられるので問題ありません!
基本天板以外は1つのパーツとしてくっついていて左右を入れ替えることができないものが多い印象です。
燃焼効率が良く煤がつきにくい
もう一方のサイドパネルは二次燃焼機構がついているので燃焼効率が非常に良いです!
一般的にチタンはステンレスや鉄に比べ蓄熱性が低く、炉内の温度も安定しにくいため燃焼効率が低い傾向にあります。
そのため、湿った薪を入れたりすると不完全燃焼により煙がたくさん出て、それが煤の原因になったります。
二次燃焼機構があると不完全燃焼で出てしまった煙を再度燃やして完全燃焼してくれるため、煙が出にくく煤も軽減できます!
基本は解放したままになると思いますが二次燃焼しないように閉じるかこともできます。
実際、焚き火で燃やすには中々苦労するほど湿った薪を使用した際も問題なく燃えて、窓や煙突にすすがべったり付くようなことはありませんでした。
最安レベルのコスパの良さ
左右交換可能なサイドパネル・二次燃焼機構付きで総重量3kgのチタン薪ストーブで3万円を切る価格で販売されています。(2023/12/06時点)
特に窓を重要視される方は比較的多いのかなと思いますが、窓付きのチタン薪ストーブの相場は4万円程度な印象なので流石Soomloomといった感じです。
ここまで機能もりもりでこの価格は中々無いと思うのでコスパを重視される方にはおすすめです!
「Soomloom チタン薪ストーブ FIERY」の注意点
使用後は歪む
折りたたみチタン薪ストーブの宿命ですが、使用後は多少歪みます。
ただ、底面・天板ともに補強が入っているので5,6回使用しても、組立時も特に気にならないレベルの歪みにとどまっています!
組立時に締めるネジが多め
パネルや煙突の固定箇所は全7箇所あり全てネジで締めるため、若干面倒くささを感じることはあります。
ただ、歪みが生じた後もネジ締めに特別苦労するようなことはありませんでした。
ネジ式以外の固定方法はフック式が一般的ですが、固定が楽な反面うっかり外れていたなんてことありえなくは無いと思います。
そのため、組み立ての楽さを重視する方にとってはデメリットになりますが、安心感が欲しい方にとってはむしろメリットとも言えると思います。
スパークアレスターがついていない
大抵の薪ストーブには付属していますが、FIERYにはスパークアレスターが付いていません。
薪ストーブを使うならほぼマストとも言えるものだと思うので割りと困る方も多いと思います。
ただ、元々かなり安い価格設定なのでスパークアレスターを別で買ったとしてもトントン、むしろ安いくらいなので価格相応だと思います。
また、スパークアレスターは割と簡単に自作することもできて費用も1000円以下で済むので、興味のある方は自作するのも良いと思います!
ぼくは材料費500円くらいで自作しました!(今後記事にする予定です)
「Soomloom チタン薪ストーブ FIERY」と合わせて使いたいアイテム
ここまでで触れているものもありますが、FIERYのセット内容にプラスで以下の3つがあるとより快適・安全に使用できると思います!
スパークアレスター
これがないと使用中に火の粉が降り注ぐことになるので、マストで押さえておきたいアイテムです。
ここまで説明してきた通り、自作できるならそのほうがコスパは良くなりますが、作るのが面倒な方はこのあたりがおすすめです。
ロストル
これに関しては無くてもいいとは思いますが、あったほうが快適に使用できます。
100均の網を少し加工して代用する方法なんかもありはしますが、網が細いので耐久性に難が有ると思います。
しっかり目のものが欲しい方はキャンピングムーンの焼き網がピッタリ収まるのでおすすめです。
一酸化炭素チェッカー
そもそも推奨はされていませんが、薪ストーブを幕内で使用する場合にはマストのアイテムです。
個人的に昨年から使用していて今年もしっかり動作確認できているものを貼っておきます。
命に関わるものなので故障リスクを考えて、日本製のものと中華製のもので2つセットするのがコスパもよく無難だと思います。
ちなみにこの3つを含めた場合の総重量は3.9kgぐらいです
煙突ガード
テントに煙突穴が無い場合はこれも必要になります!
ぼくは以前は↓の煙突ガードを購入して使っていました。
これでも使用上特に問題はなかったんですが、いかんせん大きいのでもっとコンパクトにできないかな〜と思っていたところこんなものを見つけました!
↓のような薄型の煙突ガードは以前からありましたが、ここまで軽量・コンパクトなのは中々無いと思います。
まとめ:コスパ最強のサイドビュー付きチタン薪ストーブ!
今回は「Soomloom チタン薪ストーブ FIERY」のご紹介でした。
この薪ストーブの魅力と注意点をまとめるとこんな感じです。
コスパの良いチタン薪ストーブを探している方には是非おすすめしたいチタン薪ストーブです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆様の薪ストーブ選びの参考になれば幸いです。